無題
私は以前の私が嫌いだった
平気じゃないのに平気なふりして、大丈夫じゃないのに大丈夫って言って、無理してずっとにこにこしてきた
ある時、急に笑えなくなって初めて気づく。
無理している自分がいると。
自分の気持ちと心に向き合うとそれに目をそらしたくなる。ああ、逃げたいと。
でもこの三ヶ月間、自分に向き合ってみた。見つめ直してみた。ずっとずっと避けてきた、もう一人の自分に対して私は逃げずに向き合ってみた。
褒めてあげたい、自分自身に。逃げずに頑張ったね、もう大丈夫なら、相手と向き合える?
今の私なら頷けるだろう、三ヵ月前なら無理だったものが少しずつ大丈夫に、自信を持てるように。
相手にも感謝したい、もしあの時あなたが打ち明けなかったら、私はそのまま気づかずに過ごしていただろうし、自分が嫌いなままで終わっていた。
そんな意味では私を気づかせてくれたから感謝したい。
元の私に戻れたのは、相手のおかげでもあるし、友人3人も含めて感謝したい。
今の私がいるのは彼らのおかげだと。地面に這いつくばっていた私を立ち上がらせてくれたのは、彼らのおかげだ。
自信をもててるからこそ、言える。
いつだったか、夢でもう一人の自分に会ったことがあった
高校に入る前だっただろうか。ほぼ覚えてないけど
高校に入ってから私は変わった、いい方向で。社交的にもなり、勉強も好きになった。
もしかしたら、あの夢でもう一人の自分自身が私が変わるきっかけを作ってくれたのかもしれない。
もう一人の私自身は馴染めない環境にでてきてくれる救世主のようなものかもしれない。新しい私に無理しないようにしてくれるためのクッション的な役割があるのかもしれない
消えたわけではないんだろう、心の中で今はおやすみしているんだと。今まで頑張ってくれたから、休暇をとってるんだと。
以前の私が一年半ぶりに戻ってきて、卒業まで楽しむことにする。無理は決してしないようにして