失ったもの

私は救われた。

ゼミの子たち、後輩達に救われた

 

全てに絶望してたあの時、どん底にいて立つことすらできなかった私に手を伸ばしてくれた彼ら。

ゼミの子達だけじゃない。私と仲良くしてくれてる周りの人たちに私はたくさんたくさん助けられた。

 

私は弱い。ガラスのハートだ。どうしても強がりがでてきて大丈夫と言ってしまうのが癖になってしまった。

今は日による。いや、心に負荷が溜まると強がりしかでてこない。

ストレスが少ないほど、人に素直に頼れる。

 

ただ一つだけ失った。恋をする気持ちを失ってしまった。

もうこの先できないのだろう、なぜか確信できる。

私はトラウマになってしまったからだ、もう傷つくのは嫌だと、心が拒否ってるからだ。

 

テレビとか見てて恋愛素敵だなっていう気持ちはでてくるが、恋をしたい気持ちにならなくなった。

恋は私にとって邪魔な感情の一つ。

私はそれでかなり心をかき乱される。えぐられ、また拒食症もどきになるだろう。

もう無理をするのは嫌なのだ。

 

高校時代、さまざまな人から告られ、断るたびに心が傷ついているのが残ってしまったのだろう。

古傷は残るのだな。

 

だが、もしこの先本当の私を好きになってくれた人が現れたのなら、恋愛感情抜きで大事にしていきたい。

良き理解者であることが、私が大事にしていきたい人柄なのだから。

 

もしその人が嘘偽りなく、本当に好いてくれるのなら私も努力する。

失った気持ちを取り戻せるように、地面に散らばったピースを拾い上げるように、一つずつはめる努力をしていく。